死への準備

2009年3月12日

永遠の別れ―悲しみを癒す智恵の書

◇◆第534回◆◇

4531081595永遠の別れ―悲しみを癒す智恵の書
エリザベス・キューブラー・ロス、デーヴィッド・ケスラー 上野 圭一(訳)
日本教文社 2007-01-01

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死別の悲しみ・苦しみを癒すために
死別を経験して悲嘆の中にいる人、さらにその周りにいる友人や支える立場にある人に向けて書かれています。キューブラー・ロスの最後の著作であり、”死の受容の五段階”のさらに先が死んでいく人にとっては『死後の真実』であるなら、こちらは遺される人のための本です。ある意味、死別を境に極限のつらさを味わうのは遺される側だといえます。本書には遺された人びとが味わう喪失感情、悲嘆、怒り、罪悪感などが描かれています。人間はこんなにも死別の喪失によって悲しみ、苦しむのです。

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2008年1月16日

よくわかる生前準備

◇◆第441回◆◇

4093100926よくわかる生前準備 (これでOK!)
北村 香織
小学館 2006-08-08

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私らしく生き、私らしく死ぬために
人生の最終ステージにそなえて準備しておきたいという人には、ひととおりどのような制度が利用できるか、何を準備しておいたらいいか、がわかりやすくまとめられています。エンディングノート、遺言の書き方、成年後見制度、高齢期の生活支援から死後事務までを契約する生前準備システムなど、備えあれば、そのときにあわてなくてすむ、と思いました。

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2008年1月11日

その死に方は、迷惑です

◇◆第439回◆◇

408720393Xその死に方は、迷惑です―遺言書と生前三点契約書 (集英社新書 393B)
本田 桂子
集英社 2007-05

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遺言書が必要なわけが丁寧に述べられている
なんだか凄い題名ですが、読んでみると、なるほどと納得します。そして、遺言書を準備しておかなければと思います。日本人はまだまだ遺言書を書く人は少数派なようです。その理由を著者は、遺言の作り方がよくわからない(無知)、手間がかかりそうで面倒(無精)、そんなものがなくても家族がなんとかしてくれるだろう(無責任)の「三無主義」と呼び、これこそが残された家族を不幸にする元凶だと厳しく指摘しています。

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2008年1月 7日

お墓に入りたくない人 入れない人のために

◇◆第437回◆◇

4893614363お墓に入りたくない人 入れない人のために―散骨・樹木葬・手元供養ほか「お墓」以外の全ガイド
徳留 佳之
はまの出版 2006-02

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お墓以外の選択肢はいろいろある
いわゆる伝統的な形式でのお墓には入りたくないと思っている人は、自分がどのように葬られたいか、どのような形式なら許されているのかをひととおりみるのに最適な本です。ほんの10年ほど前まで、死んだら「イエ」の墓に入るのが当然のことと思われていました。しかし、本書を読むとそうした形態は大きく崩れつつあることがわかります。散骨、樹木葬、手元供養のほか、宇宙葬、花火葬、インターネット墓というものまで紹介されていて、驚きます。

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2008年1月 5日

40歳で遺言状を書く!

◇◆第435回◆◇

487303277640歳で遺言状を書く!
福沢 恵子
オレンジページ 2004-03

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人生の中間地点で遺言状を書く意味
著者は39歳で最初の遺言状を書いています。きっかけは、ご両親の死でした。亡くなったあと、連絡先の情報も資産の一覧もなく、途方にくれたと書かれています。親に死なれて、遺品の山からこうした情報を発掘するはめになった人は意外に多いのではないでしょうか。人生の終りの日はかならずやってきます。だからこそ、事前に準備しておく必要があるのです。

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2008年1月 3日

天国への手紙

◇◆第433回◆◇

4087753743天国への手紙
江原 啓之
集英社 2007-03

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看取り、葬送、墓、供養について考える
お正月、親兄弟と顔をあわせたときに「お墓をどうするのか」という話になりました。正月早々、と思われるかもしれませんが、成人した親族が集まるのは盆か正月しかありません。そこから派生して、葬儀をどうするか、遺産をどうするか、という話も出ました。親の遺産は親のものですから、親がどうしたいと思っているのかを生きているうちにたずねておくのは大事なことです。

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