経済

2013年11月 6日

海洋資源大国めざす日本プロジェクト!

◇◆第829回◆◇

4047316156海洋資源大国めざす日本プロジェクト! 海底油田探査とメタンハイドレートの実力 (角川SSC新書)
石川 憲二
角川マガジンズ 2013-09-10

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これからの資源探査
1970年ごろは、石油はあと数十年で枯渇すると言われていました。しかし、21世紀になってその採取はこの先何十年も可能とされるようになりました。最大の理由は、油田やガス田を探査、採掘する技術が発達したことです。その結果、世界中で開発が進み、シェールガス、オイルサンド、オイルシェールといった新しい形の化石燃料も採取されるようになりました。さらにメタンハイドレートの活用も視野に入ってきています。

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2009年7月21日

ブラック・スワン

◇◆第595回◆◇

4478001251ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質
ナシーム・ニコラス・タレブ 望月 衛
ダイヤモンド社 2009-06-19

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ありえない事象に対処するには
ブラック・スワンとは、本書の中で”ありえない事象”の象徴として、出てきます。これは、予測できない、非常に強い衝撃を与える、いったん起こると後講釈でいかにもそれらしい説明がでっちあげられる、という特徴を持っています。歴史上の大事件はほとんどこのブラック・スワンです。こういうことが繰り返し起こるのが自分たちの暮らしている社会なのに、実際にそれが起こるまで、私たちはそれに気づきません。それがなぜなのか、では、どう対処すればいいのかを考察しています。

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2008年12月10日

バブルの歴史

◇◆第509回◆◇

4822241815バブルの歴史―チューリップ恐慌からインターネット投機へ
エドワード・チャンセラー  山岡 洋一(訳)
日経BP社 2000-04

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バブルは何度でも発生する
1630年代のチューリップバブル(蘭)、1690年代の起業熱(英)、1720年の南海泡沫会社(英)、1820年代の新興市場ブーム(英)、1845年の鉄道狂(英)、1860年代の金メッキ時代(米)、1929年の大恐慌に先立つ"新時代"(米)、1980年代のカウボーイ資本主義(米)、1980年代日本のバブル景気(神風資本主義)など、近代資本主義社会の揺籃期から現在の爛熟期に至るまでの主なバブルについて比較しながら書いてあります。

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2008年11月21日

市場リスク 暴落は必然か

◇◆第506回◆◇

4822246671市場リスク 暴落は必然か
リチャード・ブックステーバー 遠藤 真美 (訳)
日経BP社 2008-05-22

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市場が暴落を繰り返すのはなぜ?
著者はモルガン・スタンレー、ソロモン・ブラザーズなどで計量分析、リスク・マネジメントを担当し、1987年のブラックマンデーと1998年のLTCM破綻を身近で経験しています。現在、世界の市場はアメリカの金融危機に端を発する暴落の嵐の中にあり、100年に一度の危機とすら言われています。しかし、本書を読むと、この程度の危機はこの先くり返し襲ってくるのではないか、と思います。

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2008年11月 8日

ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇

◇◆第504回◆◇

4492732004ホントは教えたくない資産運用のカラクリ (3) 「錬金術入門」篇
安間 伸
東洋経済新報社 2005-06-24

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現代の錬金術は裁定取引
現代の錬金術は裁定取引であると述べ、それについてジョークを交えながらわかりやすく書かれています。裁定取引は相場の世界ではアービトラージと呼ばれています。しかしそういう専門的な話にならなくとも、人生はすべて裁定取引だと言えるのです。裁定取引とは、現在のカネを売って、将来その価値を増やすことができる資産を買うことであり、それこそが利益を生むメカニズムです。

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2007年7月17日

行動ファイナンス

◇◆第407回◆◇

4478210381行動ファイナンス―市場の非合理性を解き明かす新しい金融理論
ヨアヒム・ゴールドベルグ リュディガー・フォン・ニーチュ 行動ファイナンス研究会
ダイヤモンド社 2002-02

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行動ファイナンスを実践に生かす
行動ファイナンスの入門書です。投資家行動の背後にある心理的な要因について述べ、それをどう実際に応用していけばいいのかが最後にまとめられています。情報を処理するときにおこるヒューリスティック、利益と損失を判断するリファレンス・ポイント、自らの決定こそ正しいと思いたがる調和とコントロールへの欲求など、とりあげられている事柄は、広告やマーケティングの場面でも、買わせるために利用されている人間の心理的な弱点だと気がつきます。

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2007年7月 7日

最強のファイナンス理論

◇◆第404回◆◇

4061496476最強のファイナンス理論―心理学が解くマーケットの謎
真壁 昭夫
講談社 2003-02

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心理学をファイナンス理論に応用
行動ファイナンスは、心理学を使って金融市場の動向を解析しようとする比較的新しい分野です。従来の伝統的ファイナンスでは、人間は経済的なことに関してはきわめて合理的に行動すると仮定されてきました。これを効率的市場仮説と呼び、ランダム・ウォーク仮説としても知られています。長期的な市場の動向については、確かに従来の理論でほぼ説明がつきます。しかし、もっと短い期間で見ると、市場は必ずしもそのようには動いていない場面も多々あるのです。それを説明すべく登場したのが行動ファイナンス理論です。

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2007年7月 1日

物語で読み解くデリバティブ入門

◇◆第401回◆◇

4532352509物語で読み解くデリバティブ入門
森平 爽一郎
日本経済新聞出版社 2007-03

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デリバティブとは何か
デリバティブは、先物、オプションなどに代表される各種の金融取引の総称です。名前は耳にしてもそれがいったい何かについて的確に説明することは難しいものです。本書では、さまざまなたとえ話をあげて、それらがいったいどういうものか、をわかりやすく解説しています。著者は早稲田大学大学院ファイナンス研究科教授で応用ファイナンス理論が専門です。相場などやらない、といっている人でも実はほとんどすべての人が”オプション”を購入しています。ただ、それに”オプション”と名前がついていないだけです。

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2007年2月16日

株式会社

◇◆第377回◆◇

4270001518株式会社
ジョン・ミクルスウェイト エイドリアン・ウールドリッジ 高尾 義明
ランダムハウス講談社 2006-10-12

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会社組織の歴史と今後の考察
株式会社という組織が誕生したのは、ヴィクトリア女王の時代でした。西洋の発展の背景には、産業革命がありますが、社会制度としての有限責任性(会社)は、近代の産業社会を成立させるのにこれと同様の影響力を持った可能性があります。本書は会社の誕生から現代に至る発展の歴史をたどり、さらに未来の会社はどのようになっていくのかとの考察もされています。

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2006年9月 9日

ヤバい経済学

◇◆第323回◆◇

4492313656ヤバい経済学 ─悪ガキ教授が世の裏側を探検する
スティーヴン・レヴィット スティーヴン・ダブナー 望月 衛
東洋経済新報社 2006-04-28

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もっともらしい話の裏側から見る
固定観念にとらわれず違う視点、違う角度、違う組み合わせなどから見直してみると意外なことが明らかになってくる、ということをさまざまな素材を通して示しているのが本書です。世間一般の通念や専門家のもっともらしいアドバイスがどれだけ実態とかけ離れているか、がよくわかります。無数にある情報の中で相関関係を見つけてその意味を読み取ることができたら、”もっともらしい話”の裏にかくれているものを嗅ぎ取ることができます。本書はそれをさまざまな例を通して少し明らかにしています。

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