上座部仏教

2014年4月13日

智慧の扉

◇◆第853回◆◇

4046532874智慧の扉 こころを整えるブッダの教え (単行本)
アルボムッレ・スマナサーラ
角川学芸出版 2013-10-24

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この世を生きていくための智慧
仏教は「宗教」ではなく、ブッダが説いた「智慧の教え」であるとして、その実践方法を説いています。宗教ではありませんから、あの世とか、神さまとか霊魂とか、それについて議論してみても始まらないことには触れず、無常のこの世をいかに生きていけばよいのか、について、テーラワーダ仏教の長老の法話をまとめてあります。各法話は見開き一ページですぐに読めます。

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2007年11月13日

仏教は心の科学

◇◆第426回◆◇

4796656030仏教は心の科学
アルボムッレ・スマナサーラ
宝島社 2007-01

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生きるための道具だけを集めている私たち
ブッダが悟った仏教の第一の真理は「生きることは苦(ドゥッカ)である」ということでした。この苦は苦しいとか痛いとか、そういう単純なことをさしているのではなく、不満という意味も含んでいます。一切は不満である、と解釈してみたら、ブッダが言わんとしたところにより近づくようです。人間は満足ということをほとんど知りません。ある欲望が満たされれば、一瞬満足しますが、次の瞬間にはもう次の欲求が生まれ、それに突き動かされて留まるところを知りません。

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2007年7月19日

原訳「法句経」(ダンマパダ)一日一悟

◇◆第408回◆◇

4333021820原訳「法句経」(ダンマパダ)一日一悟
アルボムッレ スマナサーラ
佼成出版社 2005-11

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ブッダの智慧のことば
ブッダの言葉にもっとも近いと言われる「法句経(ダンマパダ)」を平易な言葉で解説しています。ブッダの教えは基本的にシンプルです。まず、こころがどういうものであるか、が最初に述べられています。こころは善いことをしたくならない、というのです。悪いことが好きで、知らずに悪業をおかし、あとで長く苦しみ続けるのが人のこころの根本的な性質です。ブッダは「瞬間的にこころが”やれ!”とけしかけることをやめましょう」と言っています。

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2007年1月10日

ブッダ―大人になる道

◇◆第366回◆◇

4480687491ブッダ―大人になる道
アルボムッレ スマナサーラ Alubomulle Sumanasara
筑摩書房 2006-11

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ブッダの教えは人を自由にし、独立させる
テーラワーダ仏教の教えについて、中高校生に対し講演したものを本にまとめています。テーラワーダ仏教(以後単に"仏教"と書きます)は、人間を自由にし独立させる教えである、といい、そこが他の宗教と最も異なるところであると述べています。人は何かに依存して生きたがるものです。人に、会社に、酒や煙草や賭博や娯楽に、そして神仏にも依存します。これはみじめな生き方です。「独立する」ということの意味さえ多くの人は理解していない、と著者は言います。

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2006年10月11日

無常の見方

◇◆第332回◆◇

4901679155無常の見方 「聖なる真理」と「私」の幸福 お釈迦さまが教えたこと1
アルボムッレ スマナサーラ Alubomulle Sumanasara
サンガ 2006-03

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無常は聖なる真実
仏教の核心は「無常」です。それを見通したのがブッダであり、それは聖なる真実であると著者はいいます。「無常」が理解できれば悟ったことになります。著者は人間の陥りやすい心理状態、精神構造、常識、といったものについて、簡単な例をあげながらその愚かさを指摘していきます。煩悩、苦悩がなぜ生まれ私たちにまとわりついてしまうのか、そこが少しわかります。

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2006年5月11日

自分につよくなる

◇◆第245回◆◇

4336040346自分につよくなる―サティ瞑想法
A・スマナサーラ
国書刊行会 1997-09

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日常生活のすべてでおこなえる瞑想
自分づくり”釈迦の瞑想法”の第3巻です。本書では「サティ瞑想法」について述べてあります。サティとは、「気づき」のことです。どんな現象、どんな心の働きにも気づいていて、それをどんどん精妙に言葉で認識します。この瞑想、容易に見えます。書いてある著者の言葉もわかりやすく、いつでもどこでもどんな状態の人であってもできるものです。

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2006年5月 2日

意のままに生きられる

◇◆第242回◆◇

4336040338意のままに生きられる―ヴィパッサナー瞑想法
A・スマナサーラ
国書刊行会 1997-09

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心に仕事を与える
仏教の教えの最も顕著な特色は、「お釈迦さまの教えを実践すれば即座に効果が得られるということです」と著者は最初に書いています。本書では、ヴィパッサナー瞑想についてわかりやすく説かれているのですが、これを読むと、そういうことだったのかと納得します。瞑想について、よく「呼吸に集中」とか「無念無想」とか「雑念を払う」とか書いてありますが、実際にやってみると実に難しいことがわかります。

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2006年4月24日

運命がどんどん好転する

◇◆第238回◆◇

433604032X運命がどんどん好転する―慈悲喜捨の瞑想法
A・スマナサーラ
国書刊行会 1997-09

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慈悲喜捨の瞑想
スリランカ上座仏教の長老が、「慈悲喜捨の瞑想」とその背後にある考え方をわかりやすく説いています。瞑想といっても特殊なことをするわけではなく、心を静かにして座り、「幸せでありますように、悩み苦しみがなくなりますように、願いごとがかなえられますように、悟りの光が訪れますように」と言葉に出すか、心で念じ、これを自分自身、自分の親しい人、生きとし生けるもの、の三つで繰り返せばよいだけです。

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2006年4月20日

死後はどうなるの?

◇◆第235回◆◇

4336047251死後はどうなるの?
アルボムッレ スマナサーラ Alubomulle Sumanas ̄ara
国書刊行会 2005-10

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仏教が説く輪廻とは脱け出すべきもの
著者はスリランカ生まれ、スリランカ上座仏教の長老です。80年に来日し、現在日本テーラワーダ仏教会を通じて瞑想指導、執筆、講演、後進の育成指導にあたっています。本書は素朴な題名ですが、スリランカ上座仏教の輪廻の考え方をわかりやすく説いたものです。ただし、仏教では輪廻をそこから逃れるべきもの、と考えているということをしっかりおさえておく必要があります。

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