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2019年10月25日

自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ

◇◆第909回◆◇

自分史上最高の柔軟性が手に入るストレッチ
村山巧 かんき出版 2019-07-16


柔軟性を高める
10代のころ私は身体が硬かったのです。その後、一念発起してストレッチングを始め、ほどなく左右の開脚で腹、胸をぺたっとつけられるようになりました。最初にこれができたときは、「人間、やればできるものだ」と思いました。その後、ストレッチングを習慣にしてはいましたが、それ以上進歩することもありませんでしたし、進歩する必要があるとも思っていませんでした。バレエやフィギュアスケートでもしない限り、これで十分じゃないか、と。

最近、慢性炎症性脱髄性多発神経炎(CIDP)と診断されました。10日ほど入院して最初の治療である免疫グロブリンの大量静注射療法を受けました。入院と同時に主治医から指示されたのがリハビリを受けること、でした。理学療法士の指導にしたがってリハビリを行いましたが、身体能力の衰えに愕然としました。病気による影響はもちろんありますが、それ以上に症状が出てから身体を動かすことをおろそかにしていた影響が大きかったと思われます。

柔軟性の重要性
理学療法士からは身体のバランス能力を維持することと、ストレッチングの重要性を指導されました。CIDPは指定難病なので、根治する手段はありません。薬がどの程度効くかどうかも個人差が大きいようです。命に関わるような病気ではないのですが、末梢神経が侵されるため、身体機能が衰えて身体障害に陥る危険もあります。できるだけ身体を動かし、機能を落とさないようにすることが重要です。

健康な人にとっても柔軟性は重要です。身体が硬いととっさのときにケガをしやすくなります。また、姿勢が悪くなるのでコリや痛みが出やすくなります。いわゆる「お年寄り」の姿勢というのは、各関節や筋肉が硬くこわばり、十分にのばせなくなった状態からくるものです。背中が曲がり、股関節が曲がり、膝が曲がり、顎が出ます。

素早く柔軟性を手に入れる
退院した後、柔軟性をアップするためにこの本を買いました。著者は27歳のときにアイススケートを始め、それをきっかけに柔軟性をアップするための独自のメソッドを開拓していきました。類書と少し違うのは長い時間のストレッチを必要とせず、2秒伸ばして2秒脱力、というとっつきやすい方法を説いていることです。

よく一定時間(例えば30秒など)伸ばさないと効果が無いとストレッチングの本には書いてあります。しかし、実際にやってみると、身体の硬い人がそんなに長い時間伸ばした状態を維持するのはつらいものです。にこにこ笑いながらのびのびとストレッチ状態をキープできるのはかなり柔軟性の高い人だけでしょう。

全身の柔軟性をあげる
股関節の柔軟性はかなり目立ちますが、柔軟性は全身の筋肉、関節において重要なものです。それらが互いにバランスをとりあって身体をコントロールしているのですから。本書では頭から足先、手先まで全身の筋肉をまんべんなくストレッチする方法が図解入りで示されています。ストレッチを助ける道具として、マッサージスティックフォームローラーといったものも使い、手軽にストレッチの効果をあげられるようになっています。

最後の章にはチャレンジプログラムが用意され、柔軟性の最終的到達地点が示されています。このうち私が現在できるのは背面握手、横開脚のみです。開脚には左右に開く横開脚と前後に開く縦開脚があり、難易度からいえば、縦開脚の方が高いのです。究極のストレッチの頂点として示されているのは「ビールマン」です。フィギュアスケートでおなじみのこのポーズを著者は立ちポーズでやってみせています。ここまで到達するには全身の筋肉をくまなくゆるめつつ、しっかり立って各関節を支える筋力も必要です。


トリガーポイント・グリッド・フォームローラー

HERO-FIT マッサージスティック


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