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2016年5月23日

ゲルソン療法のススメ

◇◆第886回◆◇

4776206021末期がんを克服した医師のゲルソン療法のススメ ~ 5年生存率0%からの生還~
星野仁彦
アスコム 2010-03-27

by G-Tools

食事療法で肝臓転移した大腸がんを克服
著者は精神科の医師として多忙な毎日をおくっていた42歳のときに大腸がんを発症。すでにステージ3で周辺リンパ節に転移していました。この段階ですでに進行がんであり、5年生存率は厳しいものになります。その後、がんは肝臓に転移していたことがわかりました。5年生存率0%というのはやや大げさながら、長期生存が難しいのは事実です。ここで、著者は抗がん剤を拒否し、ゲルソン療法というほぼ90年前にマックス・ゲルソン医師が開発した食事療法に賭けてみることにしました。

ゲルソン療法は極めて厳格な食事療法です。著者もぎりぎりまで追い詰められなければとてもできなかったと書いています。著者があえてそれをやってみようと決意したのは、他に選択肢がなかったからですし、自分のそれまでの生活、特に食生活のひどさに愕然としたからでした。著者はグルメで濃厚な味付けの西洋料理を好んで食べていました。ステーキ、ハム、ソーセージ、チーズ、ワイン…。さらに医師として多忙であり上昇志向も強く、非常にストレスの多い生活を送っていたのです。まるでがんになるためのお手本のような生活です。

ゲルソン療法とは
ゲルソン療法には具体的には次の六つのポイントがあります。
1)完全菜食(少なくとも最初の数ヶ月は動物性食品はいっさい摂らない)
2)にんじんジュースなど大量の野菜・果汁ジュースを、1時間おきに1日13回、計2L以上飲む
3)厳格な無塩食にすること
4)カリウムやヨードの補給をおこなうこと
5)穀物は未精白のものを摂ること
6)コーヒーによる浣腸を1日 4、5回行うこと

この六つをすべて実践することは難しい、と著者は認めており、最初にゲルソン療法をおこなわなかったのもそれゆえでした。しかし、切羽詰って藁をもつかむ思いの中、できるところからだけでもやろうと決心し、このうちの完全菜食、ジュースの大量摂取、無塩食、玄米食の四つを実践しました。これが実践できたのは、奥さんの献身的な協力の賜物でした。著者もそのことに触れ、感謝すると同時に、たったひとりでこの療法を実践するのは極めて困難、としています。

一週間や二週間続けることはできるかもしれませんが、がんに対する食事療法としては、最低5年継続する必要があります。5年が完治の目安だからです。がんは局所の腫瘍だけを意味する病ではなく、全身の代謝異常によっておきる病である、とマックス・ゲルソンはみなしており、それゆえに全身の体質を改善すればがんは自然に治癒すると考えたのです。

プラスアルファとしての尿療法
四番目のカリウムやヨードの補給は免疫力の強化のためですが、著者はこれをおこなわない代わりに尿療法を取り入れています。尿療法とは、自分の朝一番の尿を飲むというもので、心理的な壁さえ乗り越えられれば、手間も要らずお金もかかりません。尿は大便とは異なり、血液を濾したものですから、体外に出てくるまでは無菌で非常に清潔なものです。

尿にはさまざまな有効成分が含まれており、それを抽出して医薬品になっているものもいくつかあります。抗がん剤として利用されているものさえあるのです。また、遭難した人が尿を飲んで助かった話もあります。著者は実際に体調が思わしくなかったときに思い切って尿療法を始め、それ以後は体調がぐっとよくなったと記しています。

自分流のゲルソン療法の開発
また、ゲルソン療法では大豆や大豆製品は禁止食品に入っているのですが、肉や魚、卵など動物性蛋白質をいっさい摂取しないという食事であることから、著者はその代わりに大豆・大豆製品を摂る方がいいと考え、実践しました。ゲルソン療法のオリジナルは90年前のアメリカの生活がベースであり、時代や国の違いで解釈を変えるのがむしろ自然です。コーヒー浣腸も著者は採用しませんでした。現役の精神科医として勤務しながらでは続けられないと考えたからです。

この下りを読んでいると、基本的なところをおさえ、自分なりにアレンジすればがん患者だけでなく、がんでない人もがん予防法として応用できるのではないか、と思いました。
1)動物性蛋白質食品(肉、魚、卵、牛乳、乳製品)をできるだけ減らす
2)食塩、砂糖、脂肪をできるだけ減らす
3)野菜、果物をたっぷり食べる
4)玄米を食べる


末期がんを克服した医師のゲルソン療法のススメ  ~ 5年生存率0%からの生還~
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星野仁彦

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