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2009年6月 1日

楽しい万年筆画入門

◇◆第571回◆◇

4777911594楽しい万年筆画入門 (趣味の教科書)
古山浩一
エイ出版社 2008-09-27

by G-Tools

万年筆で絵を楽しむ
万年筆で絵を描こうと勧める本です。考えてみれば、鉛筆もサインペンも筆も筆記用具ですが、絵を描く道具としても使われています。それなら万年筆で絵を描いても全く問題ないはずです。著者はプロの画家であり、万年筆を使って作品を描いています。なめらかにインクが出ていくらでもインクの補充がきき、長持ちする万年筆を絵を描く道具として楽しもうと提案しているのが本書です。

ノートの隅に落書きするだけなら普通のインクで十分ですが、もし水彩を使って少し気を入れて描いてみようという場合は、耐水性のインクを使う必要があります。ここではプラチナのカーボンインクとセーラーの極黒インクが紹介されています。万年筆はどのようなものでもよく、まず入門用の安い万年筆で遊んでみるのがいいようです。

万年筆画用に新たに購入するなら、セーラーの「ふでDEまんねん」がお勧めとか。ペンを立てる角度によって極細から極太までさまざまな線が引けるという傑作万年筆です。万年筆については値段は問わないという著者ですが、もし落書き以上に進むなら、紙や透明水彩絵具、筆に関してはできるだけ品質のいいもの(つまり高価なもの)を最初から購入するよう勧めています。

万年筆以外の道具はいいものを
弘法筆を選ばず、といいますが、初心者は初心者だからこそ最初からいい用具を使えば、数段いい絵が描ける、ということです。小学校で使っていたような絵具や筆は、絵具もどき&筆もどきのシロモノで全く使い物にならないとバッサリです。後半は風景画や人物画、クロッキーなど、万年筆画の楽しみ方にについて書かれています。著者の文章はユーモアに富んでおり、味があります。

日本人ほど絵を描くことにコンプレックスをもっている国民はほかにない、と著者は書いています。うまいとかヘタとかそんなことにこだわらずもっと手軽に楽しめば誰でもいい絵が描けるようになります。まず行動あるのみ、万年筆で手帳に落書きをするところから始めてみればいいのです。


楽しい万年筆画入門 (趣味の教科書)
楽しい万年筆画入門 (趣味の教科書)
古山浩一

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コメント

はるさん、コメントいただきありがとうございます。

万年筆、最近使っている人が増えているようです。デジタル時代の反動でしょうか。私もラミーのサファリ、ペリカーノジュニアなど全部で4本持っています。それぞれ書き味が違い、おもしろいです。

万年筆で絵を描くという発想が面白いな~と思って読み、ノートの隅にちょっとスケッチをしてみました。なかなかヨイです。

基本的に私は面倒くさがりなので、準備が大変な油絵とかは構えてしまってだめなんですよね。水彩画さえ、水やらなんやらで面倒だなあと思うくらいだから。

構えると、描きたくなくなっちゃうんですね。この本でも写生にしろなんにしろ、やたらと大層なものを初心者は題材にするな、と言っています。そういうのはもっと描く持久力がついてから。気軽に落書き的に描いても、普段使っていない脳の働きが刺激されて、集中できます。

COXさん こんにちは〜♪

万年筆、今となってはとても懐かしいですね。
昔は水性ボールペンやパソコンが普及していなかったので、高校入学お祝いはパーカー万年筆だったりして、学校や家で大切にパーカー万年筆を使っていました。

万年筆は独特の書き味があって、自分の書いた文字に愛着が持てますね。今の水性ボールペンは1本100円と安くて便利ではありますが、趣というものはなくなってしまいましたね。かの世界のパーカー万年筆は今はどうなっているのかしらん?生き残っているのかしらん?

さらにその前の時代には、漫画家や小説家を初めとして多くの人が補充液なしの万年筆をインク瓶に着け着けして書いてしましたね。手塚治虫さんの時代とかを思い出してしまいます。やっぱり漫画家はベレー帽と万年筆ですね!(^_-)-☆

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