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2009年4月24日

気功への道

◇◆第553回◆◇

442241061X気功への道
津村 喬
創元社 1990-11

by G-Tools

気功の歴史・理論・実践の入門書
気功の歴史と理論、初歩の実践についてわかりやすくまとめてあります。気功の歴史は、最古のものが新石器時代の土器に描かれていたといます。人類の文化黎明期からあった、というべきでしょうか。その後のさまざまな流派の発展、太極拳やヨーガ、仏教、道教などとの関係も簡単に紹介してあります。実践編は本当の入門部分で、簡単に誰でもできます。しかし、これを日常生活で行うだけでもある程度の効果を得られるだろうと感じます。

気功の秘訣中の秘訣は「無欲」である心のあり方だと著者は書いています。これは、「いま、ここ」の自分を受け入れるということです。そのとき気がめぐり始めます。欲の本質は「自分を変えたい」「今のままの自分に満足しない」ということで、前進的で立派なことではあるのですが、それによって果てしない欲望刺激の泥沼に入り込んでしまう危険性があります。

立って動く---スワイショウ・ゆすり運動・からだを叩く
基本中の基本は「スワイショウ」です。両足を肩幅に開いて膝を少しゆるめて立ち、両手をそろえて腕の力を抜いて自然な振り子のように前後に振る、それだけです。これを15分ばかりただぽかんとして続けます。この単調な繰り返し運動は、からだを内側からほぐし、脳を休息させる効果があります。ぽかんとして何も考えない状態に入るのです。

似たような繰り返しの単調な運動に「ゆすり」があります。立った状態で膝を軽くゆるめ、ゆすってみます。さらに首、肩、腕など全身を適当にゆすってみます。これを5分程度やって止まってみると、全身が温泉に入ったようになります。元気な人は汗をかくぐらいにやればいいし、体力の落ちている人はおだやかにゆっくりやればいいのです。

さらに、「からだを叩く」というものもあります。両手を適当に開いて、あるいは軽く握った拳で、全身を好きなように叩いていきます。順番が一応書いてありますが、あまりこだわる必要はないようです。叩いて気持ちのいいところをくまなく叩いていけば、全身の気血の通りがよくなり、「ゆすり」とあわせて心とからだをリラックスさせるには簡単で大変役立つ方法です。

てのひらで気を感じる---合掌呼吸・開合呼吸
手首をやわらかく振ります。どんな方向でもかまいません。さらに掌や指をこすりあわせてマッサージします。これは気感を高めるだけでなく、ツボの刺激にもなります。特に指の股をよくもみます。

合掌呼吸は両手を向かい合わせ、あいだを1cmほど開けて合掌します。そのまましばらくしていると、掌に何らかの感覚を覚えます。呼吸は自然にゆったりと掌に気持ちを集中させていればいいようです。続いて開合呼吸に移り、呼吸にあわせて両手の間を離したり閉じたりします。掌の中央に何かがあるように感じられます。温感、磁石、電流といった感覚を感じることが多いようです。

手軽にどこでもすぐにできる
すぐにできるものばかりですので、やってみました。立って動く動作、私はYouTubeの音楽を聴きながらそれにあわせて「ゆすり」と「叩き」をやってみました。本当に全身がリラックスして暖かくなるのがわかります。てのひらで気を感じる方も、合掌呼吸では温感があり、開合呼吸では掌の真ん中でやわらかなボールを持っているような感覚がありました。

気功への道
気功への道
津村 喬

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