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2006年8月11日

香りと遊ぶ

◇◆第305回◆◇

4473020320香りと遊ぶ―暮らしに生かす和の香り
淡交社 1998-12

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お香を幅広く楽しむための入門書
香に興味を持ち始めた初心者には最適の一冊でしょう。手軽に楽しめるコーンやスティックタイプのお香から始まり、香炉や香立ても紹介しています。線香といっても、色合いも香りもさまざまで、仏壇に供えるものとは趣が違います。花やハーブ、フルーツなどの香りを配合し、その種類はバラエティに富んでいます。

沈香や伽羅といった贅沢な素材を使った高価な線香もありますが、手ごろな値段で気分転換に使える線香が各種載っています。10分程度で燃え尽きる短いもの、長時間楽しめる渦巻きタイプのものがあります。スティックタイプは香立てがあれば、陶器の皿の上ですぐに使うことができます。

香道の発達
さらに香に凝りたい人向けには、香炉と灰を使う練香、印香、香木や、香道の初歩についても書かれています。香が日本に入ってきたのは仏教の伝来にともなうもので、洋の東西を問わず宗教儀式には香がよく用いられます。平安時代の貴族が香を楽しんださまは、『源氏物語』や『枕草子』にも描かれています。

香道は茶道とかかわりが深く、茶席で香を楽しんだものがしだいに独自に発展して現在の形になりました。香道では独自の香炉を用いて香木の香りを楽しみます。香道では、香は「嗅ぐ」「匂う」とはいわず「聞く」といいます。このあたりの日本語のニュアンスに、日本人独特の感覚が生きていると感じます。

心身に作用する香りの力
嗅覚は最も原始的な感覚であり、言葉におきかえることが困難でありながら、香りは強い影響力を持っています。人間の自律神経、ホルモン系、免疫系と深いつながりがあり、香りは心身のアンバランスを調整し、くつろぎ、沈静化、気分転換、活性化、集中力を高める、などさまざまな隠れた効力を持っています。デジタル化し、ストレスが高まる社会の中で、香りの用途はさらに見直されていくでしょう。

香りと遊ぶ―暮らしに生かす和の香り (淡交ムック―ゆうシリーズ)
香りと遊ぶ―暮らしに生かす和の香り (淡交ムック―ゆうシリーズ)

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