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2006年1月27日

運命の法則

◇◆第175回◆◇

4870316455運命の法則―「好運の女神」と付き合うための15章
天外 伺朗
飛鳥新社 2004-11

by G-Tools

人知を超えた何かをとらえる
前半は「フロー」についての、後半はそのさらに奥にある「大河の流れ」について著者の経験を交えて語っています。著者の天外伺朗氏はAIBOの開発者であり、大企業の幹部であり、工学博士ですが、いわゆる現代社会の正面切った合理性とは異なる考え方の持ち主です。この世は合理主義で割り切れるものではなく、何かもっと大きなもの、人知を超えた何かが動いている、ととらえているのです。

この「何か」をうまく説明する言葉や証明するすべはありません。多分、そういうものでとらえることは難しい類のものなのだろうと思います。論理よりは直観でとらえるもの、理屈をこねるととらえそこなうものなのです。著者はCDやAIBOの開発の過程にふれながら、そのとらえどころのないものを少しでもわかりやすく伝えようと試みています。

なぜそれをとらえるのが大事かといえば、その流れに乗ればずいぶん生きやすくなるからでしょう。それを「運命の法則」と呼んでいるのです。その法則を知るために30項目を出していますが、まとめてみると、以下のことになるのでは、と思います。

1)シンクロニシティ(共時性)に意識を向ける
  意識を向け始めると、想像以上にそれはよく起こっていることがわかる。運命からの重要なメッセージである場合もある。

2)フローを大切にする
  内発的動機付けによる「遊び」の要素をすべてのものの中にとりいれること。深いフローは意識の成長に役立つ。

3)直観を重視する   
  論理的な思考に傾きやすい人はつとめてその回路をオフにすること。ただし、よこしまな動機が入ると直観は失われやすい。

4)運命との貸し借りに目を向ける
  ゆえなく不運にあったら運命に貸しをつくったのであり、思いもかけない幸運が舞い込むと借りをつくっていると考える。

5)幸運と不運はその場だけではわからない
  大きな幸運が不運の衣を着てやってくることがあるし、その逆もある。不運でジタバタすると泥沼にはまりやすい。

6)「流れ」を見る
  自分史を詳細に検討し、もし成功体験があれば、そのきっかけはどのあたりから始まっているかを調べてみる。

本書ではいくつか参考文献があげられています。次の本については『COXの読書ノート』でもすでにとりあげていますのでご参考にしてみてください。
『パワー・オブ・フロー』
『楽しみの社会学』
『フロー体験 喜びの現象学』


運命の法則―「好運の女神」と付き合うための15章
運命の法則―「好運の女神」と付き合うための15章
天外 伺朗

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