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2005年12月23日

マラソンシステム

◇◆第151回◆◇

4822241173マラソンシステム
樋口 健夫
日経BP社 1998-06

by G-Tools

アイデア毎日最低一個
マラソンシステム(MS)とは、「毎日最低一個のオリジナル発想をノートに記していく」という発想法です。大変簡単に見えますが、実際にこれをやると、効果は長期的に見た場合絶大でしょう。ものごとを真に自分のものにしようとしたら、こういう方法しかないのでは、と思いました。アイデア毎日一個、出そうと思えば出るようになると著者はいい、その実例を述べています。

実際、出せると思えば出るのです。著者はこのシステムを他のことにも応用し、読書マラソンや執筆マラソンなど、少しずつ細切れ時間を積み上げていき、何かをやりとげるという方法で本や論文を書いています。本書の中で叔母さんに趣味の俳句を利用して、俳句マラソンをやったらどうかと勧め、実際に叔母さんがそれに夢中になっているという話が出てきます。

一日一句の実践から
これと少し似ていますが、私は「優嵐歳時記」というブログを作り、そこで一日一句とそれにまつわるエッセイを書いています。始めたのは昨年の立春です。わずか一日一句でも今は600を越える句とエッセイがブログのコンテンツとして残っています。一日300字ほどのエッセイとして、18万字、400字詰原稿用紙にして450枚分です。

この一日一句の背景には、私が所属しているインターネット俳句結社「花冠」の存在があります。ここでは毎日3句をインターネットで投句して、句会をやっているのです。毎日3句、一年では千句ほど詠むことになります。私は俳句に関しては全くの初心者として、この結社で俳句を始めました。

その前に図書館で借りた『新20週俳句入門』の中で、著者の藤田湘子が「とにかく俳句の型を身体にしみこませなさい。そのためには千句まず型に沿って詠むこと」と書いていたことを知らず知らず実行できるシステムになっていたのです。どのようなことでも、初心者がひととおりのものを身につけるには、とにかく無心で型を真似てやってみる、という時期が必要です。その時期を越えれば、型は自分の中に浸透し、自分のものとして使いこなせるようになっているのです。

生活をアクティブに楽しむこと
著者は三井物産の商社マンとしてナイジェリアやサウジアラビアといった文化・政情ともに日本とは全く異なる国に赴いています。日本人学校がないため、三人の息子の教育はすべて妻とふたり、さまざまな工夫をこらしてやりとげています。家庭教育について書かれた部分は、普通の日本の家庭でも参考になるのではないかと思いました。著者が家庭生活をアクティブに楽しんでいるさまがよく伝わってくるのです。

妻(夫)や子どもに気遣いをせねばと家庭生活にストレスを抱えるのではなく、ともに家庭という船で航海していく仲間だと考え、それをどう楽しむか、という発想は新鮮でした。こういうお父さんだったら、子どもはのってくるし、会話が途絶えることもないのでは、と思いました。


マラソンシステム
マラソンシステム
樋口 健夫

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コメント

来る2月26日(日)の午後、東京都目黒区の大橋会館にて、第三回のアイデアマラソン入門コースセミナーを開催予定です。

今まで、第一回、第二回と開催してきましたが、非常に楽しい、セミナーであったと思います。アイデアマラソンの詳細説明と、実際の研修を実行します。更に夜は交流会も開きます。

第二回から、IMS研究所(アイデアマラソン研究所)として入門の認定書を出すことにしました。すでにかなりの方々が認定を受けています。認定書の発給は、講習の中に含まれ、追加の費用は含まれません。

私は4月から大阪工業大学で、創造工学の授業の中で、100名ほどの学生たちに、アイデアマラソンの実施を教える予定です。

去年より、更に拡大してきたアイデアマラソンのパワーをご理解いただけるものと確信しております。お時間がありましたら、ぜひともご参加ください。

また、このメールは、すでにご参加された方々や申し込まれた方々にも、間違って届く可能性もありますのでお許し下さい。すでに今まで入門を受けられていれば、2月25日(土)には、第一回の中級アイデアマラソンのセミナーも予定しています。

アイデアマラソンは、数日でも、数週間でも実績があれば、それはご自身が発想をだされた貴重な実績であり、発想を出される能力は問題なくあるという証明です。ただ、継続する力やモティベーションをいかに保つかだけのことですので、中断されている方も、再度挑戦されると良いでしょう。

人生は、思考の中から生まれ変わります。

このセミナーを主催されているのは、ノウリョクムゲン社の島村さんで、長くアイデアマラソンを実行されている熱心な方です。下記のところから申し込めます。

では
樋口健夫

http://www.nouryokumugen.com/post_mail/IMSSeminarB.html

樋口さま、コメント遅くなり失礼いたしました。
この日の予定が微妙なところで、ずっと考えていたの
ですが、どうやらこの日は別の予定と重なりそうです。
ですので、今回は残念ながら…。
HPにもお邪魔しました。ぜひまた次の機会をお願いします。
もちろん、俳句は続けておりますですよ!

こんにちわ。アイデアマラソンの樋口健夫です。マラソン俳句はお続けのことと思います。がんばってください。今後ともご連絡を取りながら、アイデアマラソンやマラソンシステムを広めていきたいと思っています。
私は年に3度か4度、公開セミナーを行っています。一度、私のアイデアマラソンの話をお聞きください。お役に立つと思います。次回は、2月26日(土)の予定です。
http://nouryokumugen.com/mt/
お時間がありましたら、どうぞ。
樋口健夫
アイデアマラソン発想法考案者

樋口健夫さま、
コメントいただきありがとうございました。
5万句ですか~。すごいですね。多作で知られる
小林一茶でさえ生涯2万句だったそうです。
継続と一貫性、確かにそうですね。
これぞ、と思ったものはやはり継続しなくては!

こんにちわ。アイデアマラソン発想法の考案者で、マラソンシステムの著者の樋口健夫です。お読みいただき、また見事にご紹介いただきありがとうございます。叔母は、5万句を超えたといっています。83歳ですが、元気にマラソン十句を続けています。ぜひともご自分の考え方、ご自分の生活に合わせたマラソンシステムとアイデアマラソンを組み立ててみてください。なによりも継続することと一貫性が大切です。ご質問がありましたら、いつでもどうぞ。
http://www.idea-marathon.net/
樋口健夫
IMS研究所
所長

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