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2005年7月13日

「逆境に負けない人」の条件

◇◆第95回◆◇

4894511924「逆境に負けない人」の条件 「いい加減さ」が道を開く
アル・シーバート 林田 レジリ 浩文
フォレスト出版 2005-04-08

by G-Tools

突然の不幸を見事に乗り切っていく人
著者は元落下傘部隊隊員という経歴をもち、40年にわたり「Suvivor(サバイバー)」の研究を続けている心理学博士です。では、サバイバーとは何でしょうか。誰にも「突然の不幸」がふりかかるときがあります。そんなとき、どんな態度をとるでしょう。恨み言を繰り返す、誰か他人のせいにする、自分の殻に閉じこもる、キレてしまう、いろいろな反応があるでしょう。

しかし、中にはこんな人たちがいます。自分の中にある新しい力を発見し、突然の不幸にしっかり対応して、結局それを乗り越えすべてのことをうまく運んでいく、こういう人たちをサバイバーと呼びます。「突然の不幸」には人間の数だけさまざまなものがあります。病気、事故、障害を負う、犯罪の被害にあう、破産、災害、虐待、いじめ、自己の過失…。

災難をギフトに変えることができた人
人生は不公平なものです。突然の災難にあった人がみんな口にするのは「なぜ、私がこんな目にあわなければならないのか、何も悪いことなどしていないのに」という言葉です。しかし、人生とはそういうものなのです。サバイバーとは災難をギフトに変えることができた人たちです。

心の柔軟性
そいういう人たちに共通する特徴を著者は「Resiliency(レジリエンシー)」と呼んでいます。本書の副題に「いい加減さが道を開く」とありますが、これは心の柔軟性をさしています。何かとんでもないことが起こったとき、それでへこむのではなく、逆手にとって楽しんでしまう姿勢です。「かくあるべき、こうすべき」という心の剛性はある面で必要ですが、逆境においては自分を傷つける刃になりかねないのです。

笑うことは想像以上に人の力になるようです。逆境にあるときはなかなか笑えるものではありませんが、だからこそ「笑うこと」が必要なのです。サバイバーは遊び心をもって状況を新しい視点から見ることができます。サバイバーの多くが自分の最悪の経験を「人生最高の経験だった」と語るといいます。それは彼らがそこから何か貴重なものを学び、その後の人生の糧にしているからです。

「逆境に負けない人」の条件 「いい加減さ」が道を開く
「逆境に負けない人」の条件 「いい加減さ」が道を開く
アル・シーバート 林田 レジリ 浩文

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